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2021年3月31日水曜日

曼珠沙華の俳句


老農の鎌に切られて曼珠沙華

曼珠沙華咲けるわが家に旅終る

海鳥の影過ぎしあと曼珠沙華

西東三鬼



花散りしあとに虚空や曼珠沙華

野見山朱鳥



曼珠沙華無月の客に踏れけり

前田普羅



露の香にしんじつ赤き曼珠沙華

飯田蛇笏



日輪の寂と渡りぬ曼珠沙華

ちゝはゝの俄かに恋し曼珠沙華

川端茅舎


梅の俳句 слива


紅梅や見ぬ恋つくる玉簾

松尾芭蕉



しら梅に明る夜ばかりとなりにけり

与謝蕪村



宿の梅あるじと共に老いにけり 高浜虚子



枝の先小石驚く梅日和

野見山朱鳥


白梅やその暁の星寒し

梅咲きぬ鶯をまつ身とならば

藤野古白



灯ともして夜行く人や梅の中

内藤鳴雪

水仙の俳句 нарцисс


水仙に狐あそぶや宵月夜

与謝蕪村



文机や水仙の芽の一二寸

内藤鳴雪



水仙に独り言云ふ乙女かな 

水仙や鷺呼んで来て庭造る

藤野古白



水仙に手相をたれて観世音

野見山朱鳥



水仙や古鏡のごとく花をかゝぐ

松本たかし

朴の花の俳句


火を投げし如くに雲や朴の花

野見山朱鳥

2021年3月30日火曜日

落花の俳句


地にふれて落花と影とぶつゝかり

いのち得て光り飛びゆく落花かな

生涯は一度落花はしきりなり

野見山朱鳥

花病の俳句

に病む真昼うすみどり

野見山朱鳥